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綾辻行人 『水車館の殺人』

内容
これぞ、本格ミステリの構築美!
中村青司の「館」でふたたび惨劇が……
「『十角館』に勝るとも劣らず衝撃的な作品」――有栖川有栖(本書解説より)

仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。1年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは……!?本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第2弾、全面改訂の決定版!



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感想
館シリーズの第2弾。
前作であっと言わされ面白かった。
館シリーズ第2弾!挑戦です。

残念ながら前回の十角館ほどの衝撃を受けませんでした。
しかし館にまつわるミステリーの展開としては面白かったし満足しました。
驚きを求めるならば十角館の館を読むとよいでしょう。(当ブログで紹介済み)

嵐の夜、男が殺人を犯し絵画を盗み屋敷から忽然と姿を消した。
そして焼死体が焼却炉で発見された。
逃走犯の名は古川恒仁・・・。

いきなり焼却炉のシーンからスタートするこの作品。
不気味な予感がします。
焼却炉の前にいるのは館の主である藤沼紀一。
画商の大石
大学教授の森
外科医の三田村
幼い妻由里絵

紀一は仮面をつけて手袋をはめて車椅子に乗る。
これがまた実にあやしい。
そして見つかった焼死体と切断された指。
なんだか妙な現場。
勘のいい人ならここで展開がわかってしまう人もいるかもしれませんね。

さて、物語は陰惨事件があった1985年9月28日とその1年後1986年9月28日の話がメインとなります。

1985年9月28日、家政婦の根岸文江が塔から落下し水車に巻き込まれて死亡。
彼女は少々おせっかいだが殺されるほどの恨みを持つとは思えない。
なぜ彼女は死なねばならなかったのか?
そして嵐夜の古川の逃亡と焼却炉の死体と切断された指。
謎が多い事件です。

1986年9月28日、大石、森、三田村が1年ぶりに水車館へ集結。
そこへ招かざる客島田が訪問。
島田?
そうです島田潔です。
今回も動きが怪しく周りからかなり不信がられています。
でも最終的には真実を暴いてしまう不思議なヤツです。
実は島田は逃走犯古川の友人だとか。
彼は古川は1年前の事件の犯人ではないと言う。
1年前の事件の真相を暴くため奔走します。

過去と現在が交互に進行します。
このあたりは過去と現在を整理して読まなければなりません。

今回の水車館ですが、建てたのは中村青司です。
前作の十角館を建てた中村青司です。
前回と同様で相変わらず変わった建物の構造になっています。
その名のごとく水車があり、そこから動力をうけ発電する構造で機械室が見取り図に盛り込まれています。
また東西南北に伸びた回廊があり、最初はなかなかイメージがわかないかもしれません。
しかし読み進めると慣れてきて自分の想像する館が頭の中に出来上がってるのが不思議ですね。

結末で真相が明らかになり、密室トリックも暴かれます。
しかしこれはちょっと予想できませんでした。

また最後のシーンは館シリーズならではのミステリアスな余韻がなかなかいい感じではないでしょうか。

私はすでに第3作迷路館の殺人も購入済みです。
ぜひ前作を上回る驚きを!!

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theme : ミステリ
genre : 小説・文学

tag : 綾辻行人

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