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永井するみ 『ダブル』

内容
若い女性が突然、路上に飛び出し、車に轢かれて死亡した。事故と他殺が疑われたこの事件は、被害者の特異な容貌から別の注目を浴びることになった。興味を持った女性ライターが取材を進めると、同じ地域でまた新たな事件が起こる。真相に辿り着いた彼女が見たものは―。かつてない犯人像と不可思議な動機―追うほどに、女性ライターは事件に魅入られていく。新たなる挑戦の結実、衝撃の長編サスペンス。



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感想
出先で何気なく立ち寄った本屋。
今日読む本を物色。
たまには女流作家も読んでみようと読んでみた。

母性に勝るものはない。
これが率直な感想でしょうか。

本書は女流作家が書いた女が主役の作品です。

妊婦である乃々香の不安定な感じ。
女性ライターの取材に必死な感じ。
このあたりは女性の視点で上手に描かれている。
おそらく男性作家では気づかないようなところもあるでしょう。

ただ犯行の動機がいまひとつ理解できないところがありました。
男からすればここまでするのかという感じです。
母性がそうさせたのでしょう。
母は凄しです。
でもちょっと怖い・・・。

妊婦さん乃々香の行動にはいろいろとおどろかされます。
謎の行動です。
普段は”幸せな妊婦さん”みたいな感じなのだが、突然恐ろしく変貌し似つかない言葉を発して周りを驚かせて見たりする。
二重人格者なの?と思ってしまう。
かなり怪しいです。
後にこの理由は明らかになります。

また女性ライター多恵の仕事に生きる女の人生観、男性の職場で女が働くということとはどういうことかをうまく描いています。
女性ライターの必死の取材が緊迫感をあたえます。

こんな事件がなければ出会うことがなかっただろうこの2人。
女性ライターが取材が進むにつれて二人の距離は縮まっていきます。
そして2人はついに出会います。

ここから多恵の決死の潜入取材がスタートします。
必死に物証を探す多恵。
多恵の緊張感が伝わってきます。

そして多恵と乃々香はホテルで・・・。
しかし物語はここから意外な展開をみせます。

そして最後に事件の真実は怖い動機と共に明らかになりました。

出産をひかえて母親になる主婦
男社会で仕事に生きる女性記者
対極にある2人の女の人生。

現代女性の人生観も垣間見ることができる社会派ミステリーともいえるかもしれません。
2時間サスペンスで映像化すると良い作品になりそうな気がしました。

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theme : ミステリ
genre : 小説・文学

tag : 永井するみ

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